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夏場のおくるみの危険性について
さやこ
生後48日の息子がいます。モロー反射や手足のバタつかせが激しく、寝かしつけにはおくるみが必須となっています。
最近は暑いので、できるだけ薄手のおくるみを使用し、エアコンで室温を23-24度ぐらいに保っていますが、それでもおくるみを解くと、息子の身体が熱くなっていることがしばしばあります。
昨晩は授乳後、いつものようにおくるみで寝かしつけたところ、息子はぐっすり寝ていましたが、しばらくしてベビーセンサー(20秒以上体動が確認できないとアラームが鳴るもの)が鳴りました。声を掛けながら肩を何度も叩きましたが、なかなか目を覚まさず(部屋が暗かったのと、慌てていたため、顔色等は確認できませんでしたが、一見して呼吸しているかどうか分かりませんでした)、急いでおくるみを解くと、呼吸が戻ったのが確認できました。その後はすやすやと眠っており、体調も悪くはなさそうです。
これは、おくるみによって体温が上がりすぎてしまったり、動きが拘束されたりしたことが一因なのでしょうか。今回は結果的に無事でしたが、とても怖い思いをしました。やはり夏場のおくるみは控えた方がいいでしょうか。一方で、おくるみがないと寝てくれない(手足をバタつかせて泣いてしまう)ため、どうしたものかと悩んでいます。助産師さんの見解やご助言をお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
最近は暑いので、できるだけ薄手のおくるみを使用し、エアコンで室温を23-24度ぐらいに保っていますが、それでもおくるみを解くと、息子の身体が熱くなっていることがしばしばあります。
昨晩は授乳後、いつものようにおくるみで寝かしつけたところ、息子はぐっすり寝ていましたが、しばらくしてベビーセンサー(20秒以上体動が確認できないとアラームが鳴るもの)が鳴りました。声を掛けながら肩を何度も叩きましたが、なかなか目を覚まさず(部屋が暗かったのと、慌てていたため、顔色等は確認できませんでしたが、一見して呼吸しているかどうか分かりませんでした)、急いでおくるみを解くと、呼吸が戻ったのが確認できました。その後はすやすやと眠っており、体調も悪くはなさそうです。
これは、おくるみによって体温が上がりすぎてしまったり、動きが拘束されたりしたことが一因なのでしょうか。今回は結果的に無事でしたが、とても怖い思いをしました。やはり夏場のおくるみは控えた方がいいでしょうか。一方で、おくるみがないと寝てくれない(手足をバタつかせて泣いてしまう)ため、どうしたものかと悩んでいます。助産師さんの見解やご助言をお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
2025/7/20 6:36
さやこさん、こんばんは。
ご相談くださりありがとうございます。
厚生労働省や消費者庁の乳幼児突然死の啓蒙に、赤ちゃんの体温について明確な見解や指摘されたものはありませんが、昨今様々な研究から乳幼児突然死の因子に赤ちゃんの体を温めすぎることがリスクになる、という報告が上がっています。ただし、明らかなエビデンスが取れていないため、公的機関の啓蒙につながっていないとされます。
なぜ、熱がこもると赤ちゃんの呼吸が浅くなるのかに関して、メカニズムは不明ですが、呼吸を調整している自律神経系のエラーが生じるのではないかと考えられているようです。
米国小児科学会では、これに関連して、赤ちゃんに厚着をさせないことを指導しています。
人間の赤ちゃんは、生きていくために生まれつきの反射機能が備わっています。
モロー反射は、木から落ちないようにする反応であったり、ママさんにしがみつくようなサインですね。 赤ちゃんの原始反射は、このように生命維持の目的もありますが、反射を繰り返すことによって中枢神経系が発達するとも考えられています。
また、運動能力が高まったりなど、これらの意識ない運動から、意図した運動ができるというところに繋がっていきますよ。準備段階と考えてあげましょう。
とは言え、お悩みなように、反射が頻繁に生じてしまうと、赤ちゃんがすぐに目を覚ましてしまいますね。
ママさんも大変になりますので、モロー反射の特徴をおさえておきましょう!
モロー反射は、音、光、触られたなど外部からの刺激や、赤ちゃんが自身の身体が動いてしまったタイミングで、ビックリしてしまい、反射が出てくるものです。
これらは、眠っている最中でも、無意識に生じてしまうため、目が覚めてしまうことがあります。
環境を整えて、そっと軽くおくるみをしてあげてもよいとは思いますが、 その際、暑くならないように室温をかなり下げたり、中はかなり薄着にするなど気をつけてくださいね。 寝ついたらゆっくり解いて、熱がこもらないようにした方が安心とは思います。
また、最近では、服のように着せるタイプのおくるみがありますね。 赤ちゃんの体を包み込むことで眠りを助けてくれる効果があるとして広がっている一方、使用中に生後6カ月の男児が心肺停止になった事例を日本小児科学会が発表しました。
日本小児科学会では、大人が見守りができる時に着用するようにと注意を呼びかけています。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0145.pdf
長くなりました。
厳密な決まりはないのですが、様々な情報の中からママさんにあった育児方法を選んでくださいね!
ご相談くださりありがとうございます。
厚生労働省や消費者庁の乳幼児突然死の啓蒙に、赤ちゃんの体温について明確な見解や指摘されたものはありませんが、昨今様々な研究から乳幼児突然死の因子に赤ちゃんの体を温めすぎることがリスクになる、という報告が上がっています。ただし、明らかなエビデンスが取れていないため、公的機関の啓蒙につながっていないとされます。
なぜ、熱がこもると赤ちゃんの呼吸が浅くなるのかに関して、メカニズムは不明ですが、呼吸を調整している自律神経系のエラーが生じるのではないかと考えられているようです。
米国小児科学会では、これに関連して、赤ちゃんに厚着をさせないことを指導しています。
人間の赤ちゃんは、生きていくために生まれつきの反射機能が備わっています。
モロー反射は、木から落ちないようにする反応であったり、ママさんにしがみつくようなサインですね。 赤ちゃんの原始反射は、このように生命維持の目的もありますが、反射を繰り返すことによって中枢神経系が発達するとも考えられています。
また、運動能力が高まったりなど、これらの意識ない運動から、意図した運動ができるというところに繋がっていきますよ。準備段階と考えてあげましょう。
とは言え、お悩みなように、反射が頻繁に生じてしまうと、赤ちゃんがすぐに目を覚ましてしまいますね。
ママさんも大変になりますので、モロー反射の特徴をおさえておきましょう!
モロー反射は、音、光、触られたなど外部からの刺激や、赤ちゃんが自身の身体が動いてしまったタイミングで、ビックリしてしまい、反射が出てくるものです。
これらは、眠っている最中でも、無意識に生じてしまうため、目が覚めてしまうことがあります。
環境を整えて、そっと軽くおくるみをしてあげてもよいとは思いますが、 その際、暑くならないように室温をかなり下げたり、中はかなり薄着にするなど気をつけてくださいね。 寝ついたらゆっくり解いて、熱がこもらないようにした方が安心とは思います。
また、最近では、服のように着せるタイプのおくるみがありますね。 赤ちゃんの体を包み込むことで眠りを助けてくれる効果があるとして広がっている一方、使用中に生後6カ月の男児が心肺停止になった事例を日本小児科学会が発表しました。
日本小児科学会では、大人が見守りができる時に着用するようにと注意を呼びかけています。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0145.pdf
長くなりました。
厳密な決まりはないのですが、様々な情報の中からママさんにあった育児方法を選んでくださいね!
2025/7/20 17:24
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