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さんご

KK
里帰りをしない方や、両親などの支援が得られない方の場合、夫が妻の産後のサポートを担うことが多いですよね。 通常であれば、自分の親から支援が受けられない場合、「自分が代わりに支えよう」という気持ちになるものだと思うのですが…。 私には両親がおらず、支援を受けられる人がいないことをいいことに、夫自身も「自分も何もしなくていい」と考えているのではないかと感じてしまいます。
私の周りでは、義理のご両親が手伝ってくれたり、支援できる親がいない場合は、旦那さんが育休を取ったりしています。

2025/6/22 0:09

前川未歩(神奈川県助産師会所属)

助産師
KKさん、お待たせしました。ご相談承ります。
出産を控え、産後のご自身のからだや生活についてに準備をされているところですね。
おっしゃるとおり、里帰りをしない、両親のサポートが得られない場合には、夫とともに産後を乗り切ろうとお考えになるご家庭が多くなると思います。早めに会社と育休を取得ができるかどうか相談し、段取りを整えて、産後に備えるご家庭もあります。また夫からの支援を得られない可能性があるご家庭のなかには、公的サポートや民間の産後ケアホテルなどをうまく活用しようとされる方もいます。

KKさんは、夫にサポートをしてくれる人が夫であったらいいなと思っていることが伝わってきます。KKさんの状況と産後の状態をイメージして、自分から関わる気持ちになってほしいと思うのですね。
夫の様子から「自分も何もしなくていい」と考えているように感じたとき、KKさんの中に生じた感情を想像すると出産後が不安になったのではないでしょうか。悲しい気持ちや寂しい気持ち、焦る気持ち、一人でやらなきゃいけないのかもとご負担を大きく感じたかもしれません。どんな産後になるのか、誰にもわかりません。そして赤ちゃんのいる生活の中では、夫婦でゆっくりと話をする時間を作ることも難しくなることもあります。

今のうちに、夫婦のコミュニケーションをこまめにできる関係づくりをしておいていただければと思います。KKさんは「何もしなくていい」と考えているように思えても、夫の本当の思いや準備していることがあるかもしれないです。今のうちに、KKさんの不安な気持ちを夫に伝えてほしいです。妊娠が進むとホルモンの影響もあり、不安になる気持ちはますます大きくなります。今のうちに、気持ちを支えあえる関係を作ることは、産後の強いチカラになると私は思います。

出産後の赤ちゃん用品を買いそろえるだけでなく、必要な手続き、支援、家事や育児のことなどを話し合えるといいですね。今、生活のために行っている家事について、さらに産後に必要になる家事や育児を可視化し、お互いにどう変わる必要があるのか、どう役割を担っていくかを、ゆっくりと話し合うことはとても大切な産前の準備だと私は思います。両親などの支援がない環境では、夫婦で一緒に親になる心構えを夫婦で同じくらい持って臨んでいけると、KKさんの不安も分担できるのではないかと思いました。
少しでも参考になりましたら幸いです。

2025/6/22 9:13

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