妊娠中の便秘

るなるなさん　こんにちは。

妊娠18週を目前に、便秘やここ最近の生活の変化が赤ちゃんに影響していないかを心配されていらっしゃるのですね。

知人が死産を経験されたことを受けて、ご自身にも重ね合わせてご不安が強くなったことと思います。
流産や早産、死産が発症する原因やメカニズムについては医学的にもはっきりわからないことがありますし、それを予防する方法も現代の医学においても確立されていません。妊婦さんご自身が動きすぎたことを原因と断定して自分を責める必要はありません。
過度な運動や、心身を消耗するような過密スケジュールで過ごすことは避けたほうがよいですが、妊娠経過が順調で、医師から制限されない限りは、日常生活を過度に制限する必要はありません。

さて、便秘について回答させていただきます。
便秘は、便が腸に溜まって出にくい状態、もしくは排便に苦痛を伴う状態のことをいいます。排便が週3回以下（目安：2～3日に1回以下）、排便時の肛門の痛みやいきみが強いなどの症状が伴う場合は、妊婦健診で相談したほうがよい状態です。

妊娠中は、妊娠中に増えるホルモンの影響で、腸の動きが鈍くなりやすく、子宮が大きくなることで腸が圧迫されやすいため、便をスムーズに出しづらくなります。

便が溜まる状態が続くと、お腹の張りや痛みを感じやすくなったり、痔が発生する可能性があるため、早めに対処したほうがよいです。

便が出にくい不快感だけでなく、お腹の張りや痛みを感じる場合は、次の健診を待たずかかりつけの産婦人科へ相談することをおすすめします。

妊娠中の便秘予防は、妊娠していない状態とほぼ同様で、規則正しい生活を過ごし、水分や食物繊維を摂取することを意識して、適度に運動することです。
妊娠中の運動に関しては、医師の許可が必要ですので、かかりつけ医へご確認ください。お腹の張りや痛みがある状態で運動することは控えましょう。

また、便が出ないことに困る場合や便秘が続く場合、産婦人科では緩下剤(排便を促す薬)を処方するのが通常です。妊娠中に内服してよいお薬が処方されます。
妊娠中に医師の判断で処方されるお薬は、妊娠中に使用できるものです。もし処方される時点で疑う場合は、その場で医師へきちんと質問してくださいね。

逆に、市販品である健康食品などには妊娠中の摂取を控えたほうがよい成分が入っていることがあります。産婦人科の医師へ摂取してよいと確認されていれば、妊娠前から摂取している食品はとられてもよいですが、もし成分表示など確認されていない場合は、ぜひ確認をしましょう。もし摂取を控えたほうがよい成分が入っていたとしても、妊娠経過が順調であれば影響は少なかったものと判断されてよいでしょう。

現在の状態で早めに受診したほうがいいのか、受診してよいのかはかかりつけ医の判断となります。
ご心配が続くようでしたら、診療時間内に病院へお問い合わせしてみてくださいね。


また、大変恐縮ですが、ベビーカレンダー事務局から、以下のような連絡を受けておりますので、お手間をおかけして申し訳ありませんが、下記をお読みいただき、ご理解いただけますと幸いです。

【1つの投稿に質問はひとつでお願いいたします】
こんにちは、ベビーカレンダー事務局です。 いつもベビーカレンダーの専門家相談コーナーをご利用くださいましてありがとうございます。

大変恐縮ではございますが、こちらのコーナーでは「専門家相談ご利用ガイド」に記載しておりますとおり、 「1つの投稿に質問はひとつ」でお願いをしております。

ご利用いただく際に2つ以上の質問がある場合、ひとつずつご投稿くださいますようお願い致します。 今回のご投稿につきましても、お手数をおかけしますが、再度ひとつずつご投稿いただけますでしょうか。

ひとつずつ投稿していただくことによって、 同じようなお悩みをお持ちの方が相談を簡単に検索できることにより、 お悩みの解決につながる可能性がございます。

ご理解いただけますと幸いです。

▼専門家相談ご利用ガイド
https://senmonka.baby-calendar.jp/about

これからもベビーカレンダーの専門家相談コーナーをよろしくお願いいたします。