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妊娠初期での歯の麻酔、レントゲン

べび
妊娠初期は緊急性のある治療でなければ 16週まで待ってからレントゲン、麻酔を用いた治療を行う方が良いでしょうか。

先日、歯科検診に行ったところ、
一年前に治療した銀歯が浮いており
再治療を勧められました。
(虫歯再発は不明で痛みもありません)

マタニティ歯科とHPに記載のある病院ではありますが、
他院では安定期の治療を勧めているところもあり、
予約を変更するか迷ってます。

2025/5/14 17:49

古谷真紀

助産師
べびさん こんにちは。

妊娠初期の歯科治療について、受けたほうがよいか判断に悩んでいらっしゃるのですね。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化、唾液量の変化、つわりの時期の歯磨きの困難さなどから口腔ケアが不十分になりやすく、痛みはなくても虫歯の進行や歯周病の悪化が起こりやすいです。虫歯や歯周病は妊娠に影響するため、なるべく早めに治療して、口腔内をキレイに保つことが大切です。

妊娠12週までは、治療内容によっては妊娠に影響することがあるため、歯科治療では応急処置のみ行い、明らかに胎児への影響が少なくなる週数へ進んでから改めて治療することがあります。

産婦人科と歯科(=妊娠中の歯科治療に詳しい歯科)で共通する医学的な認識としては、妊娠中や授乳中の歯科治療は安全なので、妊娠や授乳を理由に歯科治療を保留したり制限したりする必要はありません。

今回、再治療をすすめられたとのことですが、担当の歯科医は妊娠中であることを考慮して、応急処置のみを想定されて次回予約を提案している可能性があります。必ずしも麻酔の使用やレントゲン撮影を行うというわけではないかもしれません。
歯科検診で「銀歯が浮いている」状態が確認されたとのことですので、虫歯の有無にかかわらず、現在よりも口腔内の環境を悪化させないことを優先して、歯科医は治療が必要な状態であると判断されたものと推測します。

通常のX線診断検査(=レントゲン撮影のこと)では、放射線被ばく量はわずかしか使用せず、胎児に影響を及ぼすレベルではありません。妊娠中であっても必要に応じて、レントゲン撮影は行われる検査です。また、胎児がいる部位に照射しない場合、胎児はほとんど被ばくしません。歯科治療の場合、口腔周囲に限定して照射するため、妊娠中の検査の影響を過剰に心配する必要はありません。
麻酔薬や内服薬についても同様に、妊娠に影響のないレベルのものが治療に使用されます。不安な場合は、歯科医や歯科衛生士へ直接相談いただくと安心でしょう。

どの週数でどのような治療をするのか、早急に治療すべきなのか、治療をしない場合はどの程度時期を遅らせてもいいのかなどは、個別の判断となり一般論として一括りにして「〇週ならOK」と明言することは難しいところがあります。また、16週以降の治療をすすめている歯科医院もありますが、つわりが落ち着いた頃(吐き気などが治まる頃)の歯科検診をすすめることも医学的判断としては一般的なので、他院と比較するとそのような文言が目立つかもしれません。

妊娠中であることを理由に、治療を急いだほうがいいのか迷う場合は、再度歯科医院へ問い合わせて、心配なことや不安なことも合わせて相談してみてくださいね。

どうぞお大事にしてください。

2025/5/15 20:36

べび

妊娠10週
ご丁寧にありがとうございます。
緊急性については言われず、
銀歯の下のセメントをとって
再発を確認し、銀歯を作り直すことを提案されまして次回予約取っておりました。
麻酔は使うとのことです。

銀歯自体は前回応急処置で付け直しておりますので、あと3週間ほど待って産婦人科を受診してから歯の治療の予約を改めて取ろうと思います。

不安はない方がいいので
12週を超えてから改めて予約を取ろうと思います。

2025/5/15 22:11

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