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かんのむしが強い

ぷっちゃん
もうすぐ1歳になる男の子の相談です。
前からにはなりますが、おばあちゃんに
「この子はかんのむしが強いねー」といわれました。
たしかにここ最近目立って、体に力を入れて
ううぅっと体を震わせて力むようにしています。
かんのむしが強いと熱を出した時にひきつけを起こすと聞いて、どうしたらよいものか分かりません。
教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。

2025/3/21 9:09

高塚あきこ

助産師
ぷっちゃんさん、おはようございます。
ご相談ありがとうございます。
お子さんが、かんのむしが強いのではないかとご心配なのですね。

実際に拝見していませんので、ぷっちゃんさんのお子さんがどの程度なのかは分かりませんが、かんのむしが強いと一言で言っても、お子さんによってその様相は様々です。例えばいわゆるひきつけと言って、乳幼児が激しく泣くことで呼吸が止まり、体が痙攣したり、チアノーゼと言って顔が真っ青になったりする症状がみられることがあります。生後6ヶ月~3歳未満の乳幼児は、起こすことがよくあると言われていますよ。ひきつけの多くは命に別状はなく、1分以内で治まるようであれば発達への影響はなく、脳への影響もほとんどないようです。何か怖いことや、痛いことなどがきっかけで激しく強く泣き出し、その後に手足の痙攣や全身の痙攣、意識喪失などの症状が起こります。全身を大きく後ろに反らせる後弓反張といった行動や、顔色や唇の血色が青くなるチアノーゼという状態にもなる場合もあります。また、かんしゃくを起こして激しく泣くことで、呼吸が通常通り行われず無呼吸となってしまい、身体が硬直状態になったり、手と足を突っ張りガクガクと震えたり、反り返ったりする痙攣症状を引き起こすこともあります。他にも、顔色が悪くなる、唇の色が青くなる、全身がぐったりとしている、白目をむいているなどの症状がみられることもあるようです。成長、言語能力の発達に伴い、かんしゃくやひきつけを起こす回数や症状は自然に消滅していくので、特に治療が必要になることはないと言われていますよ。ですが、例えばひきつけの時間が長い(1分以上続く)、ひきつけの起こる頻度が急激に多くなった、意識障害が起こる、筋肉がピクピクと動くような症状が出ているなどの症状がある場合には、単にかんのむしが強いという症状だけではない可能性もありますので、一度小児科でご相談いただくと安心かと思います。また、1分以上息ができていない状態、顔面蒼白状態などの症状が見られた場合は、緊急を要することがありますので、救急車を呼んで病院を受診をしてくださいね。まだ十分に言葉を話すことのできないお子さんは、大好きなママさんに自分の気持ちを一生懸命伝えようとした結果として、なかなか上手に思いが伝えられず、かんしゃくを起こしたり、ひきつけを起こしてしまうことがありますが、慌てないで冷静になり、症状が治まったら、お子さんに優しく声をかけてあげてくださいね。

2025/3/22 8:01

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