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差し乳について

Mimi
差し乳についてお伺いいたします。

子が生後3か月で、日増22gほど体重増加がありますが、もう少し母乳量を増やしたいと考えております。

おっぱいは差し乳になっているようです。

①母乳量を増やすためにはどうすれば良いのでしょうか。マッサージや食べ物など、確実に母乳量が増える方法はありますか。

②差し乳になってからも母乳量は増えるのでしょうか。


よろしくお願いいたします。

2025/2/21 22:35

宮本まり(神奈川県助産師会所属)

助産師
Mimiさん、こんにちは。
助産師の宮本です。
ご相談ありがとうございます。

生後3ヶ月のお子さんの母乳育児中で、もう少し母乳の分泌が増えるといいなとお考えなのですね。

いま、差し乳になっているようだということですが、色々な考え方がありますので一例としてお聞きいただければとおもいます。

まず、おっぱいが出てくるツーンとしたような感覚を射乳反射といいます。ご存じかもしれませんが、射乳反射がおこると、目に見えて母乳がしゃーっと出てくることが多いですから、射乳反射がないと母乳があまり作られていないのではないかと感じることもあるかもしれません。

母乳は24時間常につくられて、おっぱいの中にたまっています。
これは、書いてくださったような差し乳という状況でもかわりません。

昔は、赤ちゃんが飲んでおっぱいがなくなったら新しい母乳がわいてくる差し乳のおむねと、おっぱいをたくさん溜めておけるたまり乳のおむねがあるといわれていたそうです。

しかし、科学的に考えますと本来は授乳中の方の体の中では24時間母乳はつくられていますから、差し乳やたまり乳という解釈や状態とは当てはまらないとも言われています。

ですので、おっぱいの張り具合や、射乳反射の有無によらず、母乳は常につくられているという考え方から、たまり乳はよくて差し乳が悪い状態というわけではないのでご安心くださいね。

新生児期のころはまだ母乳がつくられるリズムが確立していなかったり、赤ちゃんが飲む量よりも多くの母乳が作られる母乳過多の状態であることも多く、パンパンに張ったり、たまり乳であったと感じることは多いです。

生後2~3ヶ月してくると、赤ちゃんが飲む分だけの母乳が作られるようになり、以前のような張りが落ち着いてくることから差し乳になった、おっぱいの出が悪くなったと感じる方もいらっしゃいます。

ですので、今の状態は産後3ヶ月の今の状態としてはおかしな状況ではないかなと思いました。
母乳の分泌状況が安定してきているからこそ、日増22gの増え方がみられているのだとおもいますよ。

いま以上に母乳の分泌を増やすということですと、
赤ちゃんにたくさん吸ってもらい授乳回数を増やすことも大切ですが、それとおなじくらいMimiさんが休むことです。
横になったり、お茶をゆっくり飲んだり、リラックスできる時間がもてるよう、まわりの人に協力をあおぐことは可能でしょうか。

お母さんが休むと、母乳を作る力が湧き出ます。
射乳反射もいまより頻回に感じられるようになるかと思います。
ぜひ、休息できる環境をご検討なさってみてくださいね。

少しでも参考になればとおもいます。
よろしくお願いいたします。

2025/2/28 14:41

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