子どもが夜起きることによる母の睡眠不足

aoiさん、ご相談承ります。
睡眠がとれない期間が数か月続いているのはお辛いですね。妊娠中はただでさえも眠気が強くなったり、疲れやすいので、いつまで続くのかわからない状況は不安だと思います。

母の睡眠不足がお腹の赤ちゃんに直接影響することはあまりないようですが、母体の心身の変化などはホルモンや血液循環に影響し、赤ちゃんに関連することもあります。今、aoiさんは眠ろうと工夫しています。妊娠の経過は定期受診で確認されていると思います。今の寝不足がすぐに赤ちゃんに影響することはないので、このまま工夫を続けていきましょう。

娘さんの状況は、赤ちゃん返りの一つなのかもしれませんね。子ども同士は通じ合うとよく言われます。赤ちゃんが生まれることを感じているのでしょうね。
aoiさんにとっては今回は2人目の妊娠ですね。初めての妊娠がわかってから、嬉しい気持ちと一緒に、ずっと何らかの不安な気持ちがあったのではないでしょうか。大人の私たちでも妊娠は不安になります。感情が繊細で、その気持ちを言葉にできない子どもにとって、お母さんの妊娠は大きな不安なのだと私は思っています。気持ちが不安なうえ、イライラするお母さん、今までと違う様子のお母さんは、さらに娘さんを不安定にさせる可能性があるのではないかと思います。
aoiさんがイライラするのが悪いのではありません。まして愛情不足ではありません。娘さんなりに赤ちゃんを受け入れる準備です。まだ2歳3か月、自分が安心するための行動を選ぶチカラは、お母さんのお布団に入り込むことくらいなのかなと思いました。

寝不足がつらいですね。決して娘さんも起こしたいわけでないです。aoiさんを困らせようとしているわけでもないです。妊娠中期になってくるとホルモンの影響で眠りが浅くなりますので、目が覚めるつらさもわかります。

aoiさんの眠りの環境、自分の眠りの質をよくする工夫ができるといいですね。細切れでも深く眠ることができる、アロマやお茶、寝る前のちょっとしたリラックスタイムを作るなど、自分のことを大切にできる方法を見つけるとよいのかなと思いました。
例えば、香りのよいボディクリームなど、お腹だけでなく、お胸やデコルテ、手にも使って、いい香りに包まれてお布団に横になる時間は、気持ちが豊かになりますよ。また肌触りの良いパジャマも、自分を大切にできているなと感じられるアイテムです。妊娠しても何も変わらない夫に、ぜひプレゼントしてもらいましょう。「今日も深く眠れる」と大きく深呼吸をして、眠れることを信じきってベッドに入りますよ。赤ちゃんにも、「○○（娘さん）ちゃんとお母さんと、そしてあなたが気持ちよく眠れる夜だね」と伝えるのもよいと思います。娘さんと赤ちゃんの関係を取り持つ役目です。きょうだいの会話を、娘さんのわかる言葉でお母さんが通訳するのも、生まれてくる準備です。

長くなりました。読んでくださりありがとうございました。
お大事にお過ごしください。