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睡眠時間

たん
もうすぐ4ヶ月でお昼寝時間がすごく少ないです。朝は必ず6時に起きてその後寝かせようとしても寝ません。8時半頃に眠たくてぐずりますが、15分20分したら消化が気持ち悪いのか体をくねくねしながら泣きながら起きます。その後抱っこして寝かせますが10分ほどで起きてそのまま12時過ぎまで起きています。
またぐずり寝かしつけますが20分ほどで同じように泣きながら起きます。
15時過ぎにまた寝ますが30分で起きます。
夕方も一緒です。
日中は合わせて2時間ちょいしか寝ません。また1時間も続けて寝ることが滅多にありません。
夜は7時半から20時の間で寝ますが、必ず9時頃ギャン泣きで起きてその後は1時過ぎまで寝ています。授乳すると次は3時過ぎに起きて6時まで寝ています。
起きてい間は買い物に行ったりベビカーで散歩したりうつ伏せ遊びをしているので疲れているはずです。
睡眠時間こんなに少なくて大丈夫か心配になります。1時間続けて寝る方法はありますか?
昼寝は寝室で真っ暗にしています。

2024/10/21 21:14

古谷真紀

助産師
たんさん、こんにちは。

もうすぐ生後4か月のお子さんの睡眠について悩んでいらっしゃるのですね。

生後3~6か月頃の赤ちゃんに必要な睡眠時間の目安は13時間程(日中の睡眠 計1~3回 計2.5~3.5時間程を含む)ですが、10時間程度で昼寝を全くしないケースもあれば、夜間何度も起きるケースもあります。日中の睡眠も小刻みに15分程度の昼寝を繰り返す子もいれば、2時間の昼寝1回で過ごす子もいたり、昼寝をほとんどせず過ごす子もいます。

この時期は、日中に何度も睡眠をとらせようとしている/起床と就寝の時間が定まっていないなどが理由で、親が寝かしつけたいと思った時間帯に眠らないという状況は起こりやすいです。

まずは、睡眠について以下のことをヒントとしてお伝えしますね。

①1日のスケジュールを見直す
日中の活動量と夜間の睡眠の関連性が強くなる時期ですので、起床と就寝の時間を固定して、日中に寝かしつけに集中する時間を調整したり、日中の活動時間を増やす、哺乳量が足りてないようであれば増やすなど工夫されてもいいと思います。ただし、お子さんによっては、日中の活動時間を増やしてもなかなか親の望むように眠らないこともよくあることです。

起床した時間帯から14時間後に、眠りを促すメラトニンというホルモンが作用し始めるという生理的現象があるので、それを意識して、起床時間を固定するとよいでしょう。就寝時間を意識するのではなく、起床時間を意識するというのがコツです。

例えば、夜9時に寝かせようと思うならば、朝7時を起床時間と定めるとよいでしょう。

たんさんのお子さんの場合、すんなり寝落ちできるのは夜9時台なのかなと想像します。それより前に寝かしつけても、まだ眠れる状況ではないために、なかなか眠らないのかもしれません。また、夜間に眠りに費やす時間が長いため、睡眠が足りていて、昼間はあまり眠らずに過ごせるのかもしれません。

生まれてすぐは、昼夜の区別はありませんが、月齢がすすみ体内時計が地球の周期と同じ24時間制に合ってくると、明るい時間は活動して、暗い時間は眠るというパターンが習慣になっていきます。ただし、これは自然に(=勝手に)体内時計が24時間制になるのではなく、日中と夜の区別がつくような環境で眠らないと調整されません。

起床時間(明るい部屋で過ごし始める時間)と就寝時間(暗い部屋で過ごし始める時間)を固定すると、日中の睡眠のタイミングもある程度、一定になるはずです。
起床時間を決めたら、その時間までは照明をつけたり、カーテンを開けたりはしないで、暗い環境で寝かしつけ等する場合は最小限の明かりの中で過ごしましょう。日中は明るく生活音のある部屋で眠らせて良いです。

昼間は暗い部屋で眠らせているとのことですので、まずは明るく生活音のある部屋で眠らせてみるとよいかもしれません。


②積極的な寝かしつけを控える
子どもの眠りは浅いので、夢を見つつ半分起きているような状態でも泣きが起こりやすいことがあります。寝落ちする瞬間に抱っこされたりあやされることで驚いて、泣きだす子もいます。
お子さんが眠くないタイミングや自力で寝ようとしているタイミングで寝かしつけされると、すんなりと眠れないことがあるのです。

寝落ちしてから30分せずに目覚めても、寝転がせたままで泣いたとしても最低2~5分程は待ち、抱っこはせずに声をかけたり、顔をのぞいたり、トントンするなどで対応しましょう。親側から積極的に寝かしつけなくても泣きのトーンが落ち着いたり、ウトウトしているようならば、必ずしも寝かしつけしなくてよいというサインです。

睡眠のリズムを整えるという意味では、眠気が強まったときに、眠るというのが大切です。
寝かしつけに時間かかるのは自然なことですが、積極的に寝かしつけをしないでもよいかもしれません。また、夜間に何回も目覚めていたとしても、ほどほどに眠れていれば、日中に何回も睡眠をとることは必要ない時期なのかもしれません。


今後、離乳食を開始する生後5〜6か月以降は、授乳だけでなく離乳食を取り入れた生活リズムになり、満腹になる時間帯や排泄のリズムが変化してくるので、睡眠のリズムや状況も変化するかもしれません。

今回のご相談では、上記のような睡眠リズムを整えるための一般的なヒントを回答させていただきました。睡眠リズムを整えてみても(あるいはすでに試し済みで)、寝かしつけに困るという状況が続くようでしたら、個別の原因があるかもしれませんので、小児科や居住地の保健センターの保健師へも相談してみてくださいね。

2024/10/23 17:51

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