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前駆陣痛と本陣痛について

mim
妊娠37週初産婦です。妊娠後期に入り、夜に下腹部の痛みをよく感じるようになりました。
先週、強い下腹部の痛みとお尻の痛みが10分間隔で2時間続いたので、かかりつけの産婦人科を受診しましたが3時間程度で痛みが治り、「前駆陣痛だったようだ」という結論に至りました。その日からほとんど毎晩前駆陣痛がありますが、気づいたら寝ていることがほとんどでした。
しかし、昨夜は何をしても痛みが間隔的に続き、15分が10分、8分に…と短くなってきていました。20:30頃から始まった痛みが次第に強くなり、次の日の8:30になっても治ることなく続いていたので、産婦人科を受診しました。しかし、NSTをしながらしばらく様子を見ていると痛みの間隔が遠のいていき、結局まだ産まれないからと帰ることになりました。内診もしていただきましたが、子宮口は針穴程度の開きで、まだまだお産には時間がかかるという結論に至りました。
産院からは痛みが10分間隔、または1時間に6回以上になったら電話するよう言われていますが、これ以上、救急で受診して、前駆陣痛だったということを繰り返すのは、産院の方々に申し訳ないのと、私自身としても恥ずかしさがあります。
もともと痛みに弱いこともあってか、私の中では前駆陣痛でもしゃべれないほどの痛みを感じるときもあるのですが、本陣痛との明確な違いはないのでしょうか?

2024/9/7 19:03

在本祐子

助産師
mimさん、こんにちは。
ご相談くださりありがとうございます。

妊娠後期になると、陣痛の前練習の様に、頻繁にお腹が張り出します。
これらの多くは、痛みを伴わず、いわゆる前駆陣痛の範疇外となります。
痛みを伴うお腹の張りが不規則にある段階を前駆陣痛としています。
痛みはお腹の張りのタイミングに生じ、下腹部や腰部に起こりやすくなります。生理痛の痛み、下痢の時の痛みなどと表現される方が多いです。
本陣痛はこの痛みを伴う張りが10分以内の間隔で規則的にくるものを指します。

つまり前駆陣痛と本陣痛は痛みのあるお腹の張りですので、1回1回の子宮収縮は同じです!

違いは、前駆陣痛が不規則な子宮収縮に対して、本陣痛は10分に1回程度のスパンでやってくる規則的な子宮収縮で、結果的にお産につながるものです。
ですので、眠れたりなど、結果的に陣痛がおさまったり、また不規則になってしまった場合には、前駆陣痛の範疇だったとなります。

陣痛発来のその機序は様々な研究がなされています。
最近では、陣痛を起こすために、赤ちゃん自身が肺から分泌物を出して、それが赤ちゃんの臍から母体に入り、陣痛を引き起こしていると考えられています。
肺からでる分泌物は、肺が成熟した際に放出されます。
つまり赤ちゃんは自らが、胎外生活に適応できると判断したタイミングを見計らい、安全なお産になることを見込んで陣痛を開始させていると考えられていますよ。

痛みがあり、熟睡できず、ママさんの不快感はよく分かります。
もう少し経過を見ていきましょうね!
心配があれば、どんどん電話して平気です!

2024/9/8 14:24

mim

妊娠37週
ご回答ありがとうございます。

「つまり前駆陣痛と本陣痛は痛みのあるお腹の張りですので、1回1回の子宮収縮は同じです!」ということは、痛みが起きている段階では、前駆陣痛か本陣痛か見極める方法はないということですか?

2024/9/8 16:18

在本祐子

助産師
そうですね。痛みの強弱ではないので、強い痛みだから、本陣痛というわけではないのです。

産院から説明があったように、『痛みが10分間隔、または1時間に6回以上になったら』という点が本陣痛の定義です。
和らかな痛みでも、上記の間隔に該当し、結果的におさんにつながれば、本陣痛になりますし、強い痛みでも、15-20分間隔であれば、前駆陣痛(未陣発)となります。
痛みに関わらず、10分以内の間隔となり、一旦本陣痛のようになったとしても、再度遠のいてしまい、結果的にお産につながらなければ、前駆陣痛だったと考えます。

2024/9/9 10:37

mim

妊娠37週
そうなんですね、ご回答ありがとうございました。また必要に応じて産院にも相談しながら陣痛を待ちたいと思います。

2024/9/9 11:31

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