離乳食の食べムラ、食べない

しおさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
11か月のお子さんが離乳食の食べムラがあるとのことですね。

今の時期になると
・自我の芽生えにより「食べるよりも遊びたい」など欲求がでてきる
・「自分で食べたい」「でも上手にできない」ことでもどかしさが出る
・食形態をアップさせたことで、途中で噛むことに疲れてたべなくなる
といった離乳から、食べムラや遊び食べ、途中で泣くなどの行動がよく見られるようになります。
これは発達の一部なので、今は「食べない時期があって当然」ととらえてOKですよ。

対応のポイントとしては、
・食事は練習＋楽しい時間と割り切る
食べる量よりも、「食事を嫌いにさせない」ことを優先すると◎です。
無理に食べさせようとせず、嫌がったら一度切り上げたり、途中で泣いたら「今日はもうおしまいね」と終えてOKです。

・自分で食べたい気持ちを尊重する
つかみ食べの意欲があるのはとても良いサインです。
「ポイポイ」もスプーンを私でも遊び始めるのも、食べる練習のひとつで、つかんで投げる感触や食具を持ってを確かめている段階です。
スプーンであげるのを嫌がるときは、手で一口ずつ渡すでもOKですよ。

・メニューの工夫
食形態を急に全て大きめ・固めにすると、噛むことに疲れて途中で食べなくなってしまうことが多いので、カミカミの練習メニューは最初は少量からでOKです。慣れてきたら徐々に大きめ・固めのメニューを増やしていきましょう。
自分で食べる用メニューと、食べさせる用メニューを2つ用意して、お子さんが飽きない・食べ疲れない工夫をしてみてくださいね。

・ミルクについて
ミルクはまだ育児用ミルクで大丈夫ですよ。
フォローアップミルクは1歳以降に食事の補助として使うものなので、今の段階では切り替えなくてOKです。
ミルクを減らしても食べる量が変わらないなら、無理に減らす必要もありません。
まだ食事の練習期なので、今はミルクでしっかり栄養をキープしましょう。

「毎食しっかり食べてほしい」と思うのは自然な事ですが、今の時期は「食べる」と「遊ぶ」がいったりきたりするのが普通です。
食べない時期も、好きな食材を少しでも口にしていたり、咀嚼（モグモグ・カミカミ）の練習ができていれば十分◎ですよ。
食べない日はミルクで栄養チャージでも何の問題もありませんので、お子さんのペースに合わせて進めてみてくださいね。

またお困りの際にはご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。