分泌を増やすための頻回授乳と搾乳について

かおさん、おはようございます。
ご相談ありがとうございます。
おっぱいの分泌についてですね。

お答えが遅くなり申し訳ありません。
おっぱいの分泌を増やすために、とても努力なさっていますね。素晴らしいと思います。まだ低月齢のお子さんであれば、なかなかおっぱいから直接飲み取れないことも多いので、お子さんがうまく飲めない時、嫌がる時には、やってくださっているように、搾乳で対応していただくのはいいと思いますよ。生後2ヶ月弱ということであれば、これからまだおっぱいが増えることは期待できますよ。母乳量は、授乳回数に影響すると考えられています。今6〜7回程度授乳や搾乳なさってくださっているようですが、一般的には、授乳や搾乳回数が8回以上あれば、分泌向上に期待ができると言われています。1日5回は分泌維持に必要ですが、これより下回ると分泌低下が始まりやすいのでは、と考えられています。分泌向上を目指す場合には、夜間も4時間程度では授乳なさった方が安心です。日中は、なるべく頻回に直母または搾乳するのがお勧めです。ですので、一回量はあまり出なかったとしても、少し回数を増やして搾乳していただく方が分泌アップには効果的と思いますよ。ただ、まだ産後2ヶ月ですので、分泌量は分娩時の出血や疲労、産後の休息状況や精神的負担など、環境要素や精神的要素もまた影響を及ぼすと言われています。おっぱいを頑張り過ぎて、結果疲労困憊で、分泌が増してくれないケースもあります。頻回直母と話は矛盾しますが、疲れたり休息が取りにくい時には上手にミルクを使って、ママさんも休息を十分に取ってくださいね。母乳育児は、母乳を少しでも長くあげることに意義がありますよ。無理せずに進めてくださいね。また赤ちゃんの体重を時折測り、母子手帳の成長曲線でお子さんなりの成長がしっかりあるかをみながら、母乳とミルクのバランスを確認していかれるといいかと思いますよ。

かおさん、お返事ありがとうございます。
出産の際に出血が多く、輸血をなさった経緯があるのですね。おっぱいは血液から作られていますので、出血が多いと、おっぱいまで血液が回らず、なかなか分泌が増えてこないケースもありますよ。私も2人目の出産の際には、1500ml以上出血がありましたので、お気持ちはよく分かります。ママさんも身体がしんどい時期と思いますので、栄養や水分をしっかり摂って、可能な限り休息も優先させてくださいね。また、もしサポートなどが得られる状況であれば、サポートなどを活用していただいて、ママさんの身体の回復を優先させていただく方が、意外とおっぱいの分泌が増えてくる早道なのかもしれませんね。どの程度で分泌が増えてくるかは個人差もありますが、搾乳はママさんのご体調とご相談の上、可能な範囲でいいと思いますよ。